キャリーケースと思われている方が
多いと思いますが、
病院にいくときの移動はもちろん、
車に乗るときにはチャイルドシートの
かわりになります。
犬は原始、狭くて暗くて静かなところが好きです。
それはイヌ科の狐やタネキと同じ生態なんです。
弱い動物は天敵から身を潜め、
群れになり生きてきました。
犬は元来臆病で怖がり。
狩りが下手で、
肉食としては生きるのが大変でした。
そんなときに人間と暮らすようになり、
狩りをしなくても食べ物に困らなくなりました。
これが今から2万年くらい前のお話です。
それから犬は人の為に働いて、
ご褒美に餌をもらい、
生きてきました。
隠れて暮らしていた生態は、
今も遺伝子に組み込まれています。
だから四方が囲まれた場所が
今でも落ち着く場所なんです。
どんな犬も、必ずクレート待機ができます。
それは、躾というより本能です。
本能に沿ったハウストレーニングが
クレート待機なのです。
そしてもうひとつ、
ペット防災の観点です。
私達は今、犬や猫とお家の中で家族として
暮らしています。
もし、また大きな地震や災害にあったら、
やはり一緒に避難したいです。
いや、しなければなりません。
もし、クレートに入れなければ、、
残念ながら一緒に避難することは出来ません。
離れ離れにならないためにも、
今、クレートトレーニングが必須なのです。
狭いところに閉じ込めるわけでも、
押し込むわけでもなく、
自ら入り静かに気配を消して休む姿が、
本来の犬や猫の姿なのです。