いつか自分の犬を迎えるのが
小さな頃からの夢だった。
新しい家を建てたら犬を迎えようと決めていた。
ペットを迎えるなら保護犬や
保護猫にしようと決めていた。
そしてようやく念願の犬を迎えたのに...
そう。 犬はかわいいだけじゃないんです。
犬とうまく行っていない方は、
大抵犬を擬人化しています。
人目線で犬を見て育てることが
うまく行かない一番の理由です。
まずは犬を知ること。
そして、人と犬の違いを理解すること。
それから、人と犬が快適に暮らせる環境を
手に入れることです。
これだけで犬とのきずなが劇的に変わります。
私たちはいつでも人と動物が幸せに
暮らせることを願っています。
うまく行かないのには、必ず理由があります。
よかったら、私たちにお話を聞かせてください。
皆さんの優しい気持ちが形になるよう
お手伝いいたします。
キャリーケースと思われている方が
多いと思いますが、
病院にいくときの移動はもちろん、
車に乗るときにはチャイルドシートの
かわりになります。
犬は原始から狭くて暗くて静かなところが好きです。
それはイヌ科の狐やタネキと同じ生態なんです。
弱い動物は天敵から身を潜め、
群れになり生きてきました。
犬はもともと臆病で怖がり。
狩りがヘタで、
肉食としては生きるのが大変でした。
そんなときに人間と暮らすようになり、
狩りをしなくても食べ物に困らなくなりました。
これが今から2万年くらい前のお話です。
それから犬は人の為に働いて、
ごほうびにエサをもらい、
生きてきました。
隠れて暮らしていた生態は、
今も遺伝子に組み込まれています。
だから四方が囲まれた場所が
今でも落ちつく場所なんです。
どんな犬も、必ずクレート待機ができます。
それは、しつけというより本能です。
本能に沿ったハウストレーニングが
クレート待機なのです。
そしてもうひとつ、
ペット防災の観点です。
私達は今、犬や猫とお家の中で家族として
暮らしています。
もし、また大きな地震や災害にあったら、
やはり一緒に避難したいです。
いや、しなければなりません。
もし、クレートに入れなければ、、
残念ながら一緒に避難することは出来ません。
離れ離れにならないためにも、
今、クレートトレーニングが必須なのです。
狭いところに閉じ込めるわけでも、
押し込むわけでもなく、
自ら入り静かに気配を消して休む姿が、
本来の犬や猫の姿なのです。
みなさんは、犬が子育てしているところを
見たことがあるでしょうか。
犬は、手がないので何をするときも口を使います。
子犬をしつけるときも口を使い、
ダメなことは首を軽く噛んで止めさせます。
元来、隠れて暮らす種ですから
無駄に声を出したり、
興奮することを嫌います。
それは、天敵に見つかり
命が危険にさらされるからです。
お母さん犬が教えたいのは、
安全で安心できる生き方です。
犬の子育てを見ていると、
母犬はとても厳しく、
バタバタする子は上から押さえつけて
首周りを噛みます。
犬と暮らすためには、
私達の中に母犬の部分が必ず必要です。
犬と友達では、育てられないのです。
やはり、親であるべきで、
守ってあげないといけない存在だと思います。
スリップリードは、命綱です。
このリードをうまく使って安全な場所に導いてあげたいものです。