りぐこうべ兵庫

神戸市北区の閑静な住宅街の一角に

ひっそりと暮らしていた、

ラブラドルレトリバーの「クロ」のお話。

私の友人が偶然、ひどく汚れた状態で飼育放棄されたクロを発見！

飼い主さんに事情を聴くと、

「子犬の時に可愛いと思い飼ったものの、こんなにも大きくなるとは知らず、

手に負えなくなり、檻の中で８年間生活させていた。」と。

予防接種もしておらず、フィラリアに罹っていました。

状態は良くないが、必ず里親さんが見つかると信じ、保護しました。

大型犬で、しつけもされていない、病気だったことも含め、

いろいろな意味で大変でしたが、

結果的にクロは優しい里親さんに出会い、

２年後に虹の橋を渡りました。

身近に悲しい思いをしている動物が

一匹でも減り、人も動物も平和に生きていける町づくりが

私達りぐこうべ兵庫の願いです。

月刊たうんらいふ第３８２号(２０２３年４月)掲載